響が…
「瑠璃姉!親父が週に二回も足を運ぶって…。よっぽでお気になんだよこのお店…」


だよね…
あの父にしては有り得ない行動だもん…


【麻生さんと昴君のお父さんも知り合いなんですよ!】


えっ?

昴のお父さんとうちの父が知り合い?


そうなの?
じゃ知らないのは子供の私達だけ???


昴を見ると…


『俺も今、初めて聞いたよ…。おじさんそれほんとなの?』


【はい。二人で良く来られますよ!】


え"~マジですか!


【それに…白鷺琉偉さん。貴方は白鷺弁護士事務所のオーナーさん白鷺聖さんのご息子さんですよね。】


【大江隼人さん。貴方は茶道大江流師範大江颯斗さんのご息子さんですよね?】


【針剛志さん。貴方は華道針流師範針幸四郎さんのご息子さんですよね?】


それと…
【藤堂晧覬さん。貴方は後藤海翔さんのご息子さんですよね?昔、大変な事があり母方の姓を名乗ってたので最初は解からなかったけど…貴方は警視長官のご息子の後藤晧覬さんでしょ?】


おじさん…
私の知らない事を知ってる…
凄い!凄すぎる!



〔良くご存じですね。そこまで知ってるとは知りませんでした。正直ビックリしてますよ。〕