晧覬と隼人の対戦が始まったので昴との話もそこそこにして私は対戦してる晧覬をずっと見てた。
相変わらずギャラリーは五月蠅く…
晧覬や隼人に黄色い声援が飛んでる。
晧覬は眼鏡を掛けプレーしてる。
やっぱり眼鏡の晧覬の方が見慣れてるから眼鏡を外した晧覬にドキッとする…
試合も終わりに近付きラリーもヒートアップした所で昴が…
『俺さ…本当は医者じゃ無くて晧覬と同じ弁護士に成りたかったんだよ…』
ボソっと言う昴。
えっ?昴はお医者さんじよなく弁護士に?
と聞き返す。
『そう…。』
でもお医者さんも立派な仕事だよ!
弁護士も大変な仕事だけど病院の先生はもっと大変だと思うんだけど…
『だってさ…みんな瑠璃ちゃんと一緒でしょう?俺だけ違うし…会う機会なんか殆ど無いに等しいし…』
……………………。
う~ん…
じゃさ!こう言うのはどうかな?
と私は要らぬ提案を昴にしてしまった…
うちの専属のお医者に成れば問題は無いと思うけど?
病院で今まで通り患者さんを診ながらうちの会社の専属医師と言う事だったら問題は無いんじゃ無いかな?
それには病院側にうちの会社が交渉しないとダメだけど…