「くくくくく……」
ふいに聞こえた笑い声に思わず身体がびくっとなる。
「ばっさばさ斬るねー」
「……はい?」
声のする方を見ると、作業着を着て、コンビニの袋と、何故か片手にアイスを持った男の人。
……一瞬、また、ナンパか。と思ったんだけど、その人は楽しそうに笑いながら
「『声かけたら噛むぞ!』って感じだね」
と言い、あたしに手に持っていたアイスを、差し出す。
「いる?」
「……なんですか、これ」
「今コンビニでお茶買ったらくじ引いて、アイスが当たっちゃって。俺、肌寒いから温かいお茶買ったのに、アイスって」
普通に通報レベルだけど、つい笑い返してしまったのは、その人の笑顔が素敵だったから……。
ふいに聞こえた笑い声に思わず身体がびくっとなる。
「ばっさばさ斬るねー」
「……はい?」
声のする方を見ると、作業着を着て、コンビニの袋と、何故か片手にアイスを持った男の人。
……一瞬、また、ナンパか。と思ったんだけど、その人は楽しそうに笑いながら
「『声かけたら噛むぞ!』って感じだね」
と言い、あたしに手に持っていたアイスを、差し出す。
「いる?」
「……なんですか、これ」
「今コンビニでお茶買ったらくじ引いて、アイスが当たっちゃって。俺、肌寒いから温かいお茶買ったのに、アイスって」
普通に通報レベルだけど、つい笑い返してしまったのは、その人の笑顔が素敵だったから……。