「はー、やっぱり隼汰って頼りになるー!」


「……重い物運ばせる時だけそういうこと言うよなぁあ」


あたしの大好きなくしゃくしゃの笑顔で隼汰が
すねたように言う。


沢山入っている方が割安なんだけど、そうなるとやっぱり重いので、男手がありがたいのは本当の話。



ペットの愛猫、『雨丸』のご飯をデートのついでに買っていたところ。


本当は一緒に興味を持ってくれれば一番楽しいんだけど、そこまでは強要出来ない。


明日は二人とも休みだし、ゆっくり出来ると思うとそれだけでスキップしたくなるくらい嬉しい。


「えーと、あとは……」


「雨丸のはいいけど、俺の餌はー??」


思わず吹き出してしまう。