私は今、どうなっているのか亮君がいなければ分からなかった。もしかしたら、私が消えていたかも知れない。








「なー。あの、そろそろ、亮君ってやめてくれない?中学生からずっと…あ!ご、ごめん。」








私は泣いていた。なんか安心したんだと思う。








「こっちこそごめん。り、亮!ありがと。うわぁ?!」








俺は奈実を抱き締めていた。ただ何となく奈実の泣いている顔は見たくなかった。








「ちょ!亮!」








「泣き止んだ?」








「もう。」








俺達はいろんな話をした。








「そういえば、過去の私はなんで、この高校に来たの?亮はどうしてこの高校にしたの?」








「それは…」