「仁!」






バイクに乗ろうとしていた仁に勢いよく抱き着く。


そして、仁にプレゼントを差し出した。






「誕生日おめでとう。」





仁を見て、大きく笑顔を作ると、仁もつられて笑顔になった。





「ありがとう。」





プレゼントを受け取ると、優しく腕に抱えこむ。



大事そうに持つので嬉しくなる。






「もしかして、このためにバイトしてた?」





小さく頷く。


すぐに仁が抱きしめる。



耳元で「すげー、うれしい。」と囁くので、嬉しいような、恥ずかしいような。