「どうすればいいんだよ。」
俺は、近くにあったゴミ箱をけると保健室を後にした。
それから、教室に行く気にはなれずに、龍王の倉庫に行くことにした。
龍王の倉庫に行くと、そこにはユリナがいた。
「仁、やっと来た!」
ユリナは俺を見るなり、抱き着いてきた。
それを無理矢理はがす。
「なんで、ダメなの・・・。」
「好きじゃないから。」
そういって、ソファーに座り込んだ。
ユリナは傷ついた表情になって、唇をかみしめた。
けれど、俺は無視して近くにあったバイクの雑誌を見始めた。
ユリナが何かを、言い始める。
それでも、返事をしない俺にしびれを切らしたのか、雑誌を取ってきた。