机にうつ伏せて目を閉じるでもなく端から見ればぼーっとしているだけに見える格好で考えていると
「おはよ~」
と声が聞こえたきた。
この声はあの子だなと考えながら顔をあげると、案の定私の友達の五木みずきだった。
私が間抜けた声で「おはよー」と返すと
みずきは呆れたような口調で
「まーた、みやのはぼーっとしてー。どーせあのことでも考えてたんでしょ?」
とか少し失礼なことを言ってきた。
否定することもできないくらい言い当てられたので素直にでも少し不満げに頷く。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…