私こと、高校2年になった越川みやのはまだ人の少ない朝の教室で
「明日、世界が終わったら。」
なんて少し物騒なことを考えていた。



私は別にクラスで浮いてるわけでも沈んでるわけでもなく、目立っているきゃぴきゃぴした女子でもないどこにでもいる女子高生だ。


顔だってよく言って中の下くらい。


そんな私が朝にこんなことを考えていることなんて知っている人なんて滅多にいない。

そんな邪魔をする人もいない教室で今日も私は考えている。

「明日、世界が終わったら。」