ある日、1人の少女が突然母親に尋ねた。

「お母さん。恋って何?」

母親は一瞬驚いて、それから言った。

「それはね・・・」

しかし次に続く言葉を止め、悪戯っぽく微笑んで、母親になった少女はこう言うのだった。


「自分で見つけてごらんなさい」



                                                                                     ‐おしまい‐