「さっさと消えろ。」


そう言った人は、総長らしき人。

ちょっと上から目線しすぎなんじゃない?
いいもん。仕返ししてやるんだから!


「幻龍の皆さんとだったら、誰でもいいので付き合ってくれませんかぁ~?」


満面の笑みでみんなの顔を見ると、もう言い表せないぐらい怖い顔をしている。
どうやら地雷を踏んでしまったらしい。


「上辺だけ見る奴は嫌いなんだよ。」


「顔は可愛いのに残念な子。」


「そうやって眉び売ってるんですね、可哀想な子」


「お前の噂、全員知ってんだよ!!
”誰とでもヤる女”だってな!!!!」


「誰とでもヤるとか軽い女だな。」


私、誰ともヤったことないし。
キスも誰ともやったことないし。

やっぱり皆、噂とか上辺だけで決めるけるんだ。
まあ、もう慣れっこだけどね

でも限界がきそう。本音が漏れそう


----ガチャン


私は爆発しそうだったので急いで扉を閉めた。


「何よ。あの人達も噂とか上辺だけで決めるけて、私自身を見てくれないじゃない。
所詮ただの馬鹿の集まりってことね。」


私は扉にもたれかかって、思っていることを全て吐いた。


----ガチャ


もたれていた扉が急に開いた。