まあ、いいや。


「抱きついたよぉ~?」


「なんで抱きついたのよ!!!」


急に怒り出したリーダーらしき人。

そんなのあんたらに嫌われるためだよ。


なんて言える訳もなく



「なんでだろぉ~?」



あ、地雷踏んじゃったかな?
彼女の顔が悲惨なことに



「あんたね!!!「きゃあああああああ!」」



あー、あの人達が来たのか
あ、あの人達ってのはね


「幼龍の仁様たちよ!!!」


幼龍ってのは、知ってない人はいないほど、有名な暴走族らしい。
その暴走族の幹部と副総長と総長がここの学校に通ってるわけ。
しかも皆美形。

だから学校では皆からの注目の的。


あの4,5名の女子たちはも”幼龍”と聞いた瞬間、女子たちで群がっている窓のほうへ行った。
あんなののどこがいいのか私にはわかんない。


私は自分の机で頬杖をつきながら黒板をじっと見つめていた。



「みんな席付けー、HR始めるぞー。」



担任の声で、窓に群がっていた女子たちは自分の席へに座った。