「あ…つき……」
「どうしたの?
絢斗?」
「悪かった…ごめん…」
「もう、いいよ。私さ本当に好きな人で来たの。
絢斗は本当に用無しなの。
ごめんね?」
「………」
絢斗の顔は納得いかない、そんな顔している。
別に、どうだっていい、そんな気がして仕方が無いのに。
「ようはこれだけ?
私帰る。ばいばい。」
「やっぱ納得いかねぇ。」
背中越しに聞こえた一言。
鼻で笑って
私はまた振り向いた。
「ばーか。」
小さい声で
たしかに、
云った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…