あたしは答えていく、リクエストに。
銀くんより甘えん坊はいる…[
「あつき、ねんね」
「はいな」
まだ中学2年生の浜島 桜 はまじま さく
親から捨てられて、ずっとここにいるんだとか。
だから、人の愛情をしらない…
だから、私が母親みたいになってるの。
とはいっても、一緒に寝るときしっかりおなかに手を回して来るというね、
動けない、それに、耳元でこう言うの。
「好き、俺だけのあつきでいてよ」
ボワっと赤くなる私の顔。
そそそ、そんな言われたら誰でも赤くなるもんね、
う、うん、なるなる…多分………
でもね、ほかの子はそれをみて、羨ましがるわけね、
私の身が持たない。
誰か代わってくれって話…。
「絶対、他の男になんか渡さないから。俺だけのだから」
まーた甘い言葉を…
私は誰にも聞こえない声で
「ばか」
そう、小さく呟いた。