「………」



誰も話さず空気が悪くなっていく。




「ほらほらぁ〜嘘ー!嘘嘘嘘!嘘だから!嘘つきは階段から落ちるって言うじゃん?それとおなじだって〜」


「あっちん、嘘つきは泥棒の始まりね、言葉ちがうよ!でも可愛いから許す!」



抱きついてきてまた暑苦しくなるあたしの周り。



「あー!そうだったね!でもいいの!よーし、中入っていい?」



「「「だめ!!!」」」



「へ?」



「なんで入れねぇの?」



あるが三人に聞いていた。



すると…




「!!」




突然中から凄まじいオーラを感じて鳥肌が全開に…


「やっやめっ………」



「「「あーぁー」」」


「な、なに??」




「あつきは知らなくていいこと。」



「へー…」



あの悲鳴はなんだったんだろう?




あたしにはやめてっ…ってきこえた。




何をやめて?





誰が……何をしているの?





このとき、あたしはまだ油断し過ぎていて




次に起こる出来事に怯えることになるのを





この私はまだ知らない。