そーいえばこの癖にきずいて、私に教えてくれたのは詩音だったなぁ

『うーたぁっ!
何か悩みでもあるのー?』

『…え?なんで?』

『えー!
うたきずいてないの?!
うたはね、何か考えてる時口元に手を持っていく癖があるんだよー♪』


誰もきずかなかったこと

いっしょに、住んでいたあの人達もきずかなかったこと

はじめて詩音がきずいてくれた

詩音はいつも私のどんな変化も見逃さずにずっと一緒にいてくれた…