守は今後の事をキチッと話し合い

ちゃんと早苗に償わらせる約束をし

富美子を一旦 帰らした。

一方 桜子の自宅では桜子は普段と変わらず生活をしていた。


「ママ〜 お稽古・・・楽しい?

早紀もバレエしたいの・・・

ママぁ ダメぇ?」


何も知らない早紀は桜子に甘えながらおねがりする姿に桜子は複雑な思いであった。


「そうね・・・お父様に聞いてみないと・・・ね」


「そっかぁ・・・
どうせ・・・駄目だ!って言われるよね・・・」


早紀の悲しそうな目を見て


桜子は血は繋がってなくても


この子を守るのは やはり自分しかいないと思っていた。


しばらくすると携帯に母親から電話が入った。


富美子からの電話で全てを聞かされ涙ぐむ桜子


徹が帰宅してるのも気付かず


桜子は携帯を握ったまま


茫然と立ちすくんでいた。


二階の寝室のドアが開いた。


「桜子・・・ここに居たのか・・・

何してるんだ・・・?」


「あっ・・・すいません・・・気付かなくて・・・すぐご飯の用意します」