「私は・・・緑川さんとは同級生で・・・

色々な事で相談していました・・・

守さんとの結婚も真剣に考え・・・

ただ年頃の桜子さんと

親子としてやっていけるか不安で・・・

その事も緑川さんに相談してたある日・・・

たまたま街で偶然 桜子と一緒にいる所を

緑川さんとバッタリ会って・・・

それからです・・・

緑川さんがしつこく付き纏い・・・

それからは脅迫のように

毎日 毎日・・・」


涙ながらに語り始める早苗


「何を脅迫されたてたの・・・」


「守さん・・・ごめんなさい・・・

私には二歳の娘がいました・・・

娘は実家に預かってもらってて・・・

守さんとの交際が真剣になればなるほど・・・

娘の事を言い出せなくて・・・

その事を知ってたからか・・・

緑川さんは 桜子ちゃんを一目惚れしたからと


桜子ちゃんに 何とか交際できるように 仲を取り持つように言われて・・・

当時 桜子ちゃんは彼氏がいたので・・・

無理だと断ると・・・

子供の存在を守さんに話すとか・・・

後・・・絶対 言われては困る事を脅迫されて・・・」


五年前の様子を思い出してる間に顔面蒼白になる早苗