「それ以来 会ったりとはされてないんですか?」


「ええ・・・まったく・・・
別れてからは一度も連絡してません」


「これはまだ調べてる段階で まだ桜子の父親にも
話してない事なんですが・・・

桜子の父親と再婚する時


早苗さんには二歳のお子さんが居て・・・

実家に預けられてたみたいなんですけど


二歳って・・・足立さんと別れて直ぐに出産してる事になるんですけど

ご存知でした?」


足立はビックリした表情で・・・


「いえ・・・まったく・・・それ・・・本当なんですか???」


「ハイ・・・間違いありません・・・今 そのお子さんの父親の存在を探してますけど・・・足立さんって事は・・・?」


「そんな・・・もし・・・僕の子供なら・・・僕に言いませんか?

一言も僕は何も聞いてないんですよ・・・」


少し強い口調で足立は言った。


「そうですよね・・・

話しは変わりますけど

足立さんと早苗さんが交際してた事は桜子のご主人・・・緑川さんは知ってたんですか?」


「ええ・・・僕たちは高校からの同級生で・・・

交際してた頃は・・・

アイツにも彼女がいて

よく四人で遊んでましたし・・・」