桜子は必死で思い出そうとするが まったく思いだせずにいた。


ボォーっとしながら


晩ご飯の用意をしていると


電話が鳴った。


「モシモシ・・・緑川でございます・・・」


「こんばんは・・・足立です・・・

今朝はどうもすいません


今・・・話しても大丈夫ですか？」


「あっ・・・今朝はこちらこそ・・・迷惑かけてすいません・・・

大丈夫ですよ・・・」


「今晩 緑川・・・当直みたいなので・・・

あっ・・・あの今朝の話し・・・

色々 お話したいんですが・・・

都合の良い日 ありますか？

来週の水曜日のお昼とか


都合 悪いですか？」


桜子はカレンダーを見ながら・・・


「水曜日なら大丈夫です・・・でも・・・足立さん・・・お忙しいのに・・・

迷惑じゃ・・・」


「大丈夫ですよ・・・それより それまでに何とか
一つでも 情報 聞き出してみるんで・・・」


「すいません・・・」