ピーンポーン。。。


「あっ・・・こんにちは

早紀ちゃん、大きくなったね」


「すいません・・・昨夜は主人が迷惑かけて・・・」


「いえいえ・・・あっ！僕・・・遅番なんで・・・
まだ 時間あるから 汚い所ですけど・・・どうぞ・・・」


「あっ・・・いえ・・・」


「コーヒーぐらい 飲んでって下さいよ・・・早紀ちゃんは・・・ジュースだね・・・」


「ママ オジサマのお家入ろうよ」


「早紀ちゃんっ・・・」


「本当・・・どうぞ・・・どうぞ・・・」


「すいません・・・少しだけ お邪魔します」


中へ入ると 一人暮らしとは思えない程 綺麗に整理整頓されている室内であった。


「適当に座って下さいね・・・今 コーヒー入れますから・・・

でも・・・本当 ちょっと見ないうちに

早紀ちゃん 大きくなって・・・

オジサンの事 覚えてる？」


「オジサマの事 早紀 覚えてるよ・・・

大ちゃんが生まれた時に

オジサマがお家に来て

遊んでくれたでしょ・・・」


「そうだったね・・・あの時は おてんばな早紀ちゃんだったけど

すっかりお姉ちゃんらしくなったね・・・」


「今でも おてんばなんですよ・・・」


「ハハハ おてんばの方が元気があって良い事ですよ・・・さぁ・・・どうぞ・・・早紀ちゃん クッキーもあるから どうぞ」

「ハイ・・・いただきまーす」