学校につくと、瑠璃香はすでにきていた。


時計を見れば待ち合わせ時間の7分前。




…珍しい。いつも瑠璃香は待ち合わせ時間にはこないのに。



「あぁー!泉音ぇー!おはよ!」




「瑠璃香、おはよ」





「泉音ぇ〜クラス替えだからはやくきちゃったよ!」






…あぁそう言うことね。


どうりで早いわけだ。



例えるなら次の日の遠足が楽しみすぎて眠れなかった小学生みたいな感じね。




「だから遅刻しなかったのね。どうでもいいから早くクラス表見に行こうよ」



「どうでもいいって!あの三坂瑠璃香が遅刻をしなかったんだよ!もうちょっと…」

「はいはいわかったから」




隣でしょげる瑠璃香を引っ張り、あたしたちはクラス表を見に歩いた。