ガチャン 屋上の扉が閉まる。 「ちょっとなんなのよ⁉」 海原はかなりご立腹のようだ。 「なにっ…て、お昼食べんの」 断られたにもかかわらず、けろっとこんなこと言う俺を、海原は信じられないとでも言うような顔をしてみていた。 「あんたって…自分勝手ね」 そんなのいく度となく言われてきた。 今更言われてもなんともない。 「ははっ、そうだね」 俺は笑って見せた。