____
「おーうい、じーんー、おーきて!」
「…ん、お前か…」
しばらく寝ていた俺を起こしたのは、俺が親友と呼べるやつ、辻村透(つじむらとおる)だった。
茶色い髪の毛を遊ばせて、制服を程よく着崩している。
笑顔がよく似合う言いたくないけどイケメンだ。
「おー仁ここでサボってたのか〜俺も呼んでくれよ」
こういう透は俺とよくサボるサボり仲間でもある。
でも透はかわいい顔してチャラく、けっこう裏のあるやつ。
俺よりひでえことしてたりもする。
ただ俺らはお互いの過去を知ってるから何も言わないんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…