「そんなことより…どう?遊ぶ気にはなった?」
グイグイ顔を近づけて、神楽仁は迫ってくる。
きっと色んな女の子にこういうことしてるんだろうなって思うほどの手慣れた感じ。
人の心を弄ぶほんっと最低なこと。
この男が神楽仁だとわかると怒りがわいてきた。
「えいっ」
「っ!いってぇ!」
あたしは神楽仁のアソコを思いっきり蹴ってやった。
ざまあみろ!
「あの、なんなんだか知らないんですけどそうやってからかうのやめてもらえます?
あたしそういう男ほんと嫌いなんで」
蹴ったあと、冷静にそう言うと神楽仁が倒れた隙にあたしはその場から去って行った。
「ふっ…めっずらしい…
決めた…絶対におとしてやる。」
そう言ってたことを知らずに。