ちなみに派手目女子達から絶大な人気を得ている。


休み時間の度に、「西巴君、勉強教えてぇ」やら、「西巴君、アドレス交換しよっ☆」やら色々アプローチされている。



でも、きゃぴきゃぴと煩いそれらをまるで見えてないかのように無視する西巴。


そして一度も返事を貰っていないのに、休み時間の度にやってきてアタックする女子たちにはある意味尊敬しています。







そして、二人目のぼっちは俺の右隣に座る烏丸さん。




こちらも西巴と全く同じ感じ。

畏怖と嫉妬で誰も寄り付かないんだ。





入学式の後、噂で知ったんだけど、彼女、烏丸初伊さんは国内でもかなり有名な烏丸財閥の御令嬢。


西巴同様、B組にいるような家柄じゃない。



更に烏丸さんを異色にしてしまったのは、彼女の姉と兄の存在。



彼女の姉は、生徒会長としてこの中学校で脚光を浴びていて、

兄は主だった役職なんかはしていないけど、とにかく目立つ人。





二人共、半端なく美形で半端なくカリスマ性があるんだ。





そんな手の届かないような憧れの人達に可愛がられている烏丸に、B組の派手目女子達は明らかに嫉妬していて。


入学二週間にして、皮肉・悪口が止まない止まらない。