なんとか約250人分のハンコ押し作業が終わり解放されたー!!
はぁ〜……疲れた〜!
机に突っ伏したあたしに、碧依くんが手招きをする。
なんだろ?
「どしたの〜碧依くん」
「会えなかった分の補給と、今疲れた分の癒しちょーだい」
「えっ、あ、ちょっと!先生来たらどうすんの!?」
「いいから、ここにいて…」
あたしを膝の上に座らせて、お腹にぐっと手を回し抱きしめられる。
もう、碧依くん大好き!!
あたしが重たくないか不安だけど……。
「重たくない?」
「少しだけ」
「そこはお世辞でも軽いって言うの!」
「嘘だよ。羽珠は細いから軽いもん」
う、うわ〜……リアルに照れる!
恥ずかしくてヤバイよ…。
絶対に顔真っ赤だ…!
ーーガチャ!!
いきなり開いたドアにびっくり仰天。
「お前らー!!ここは、イチャつく場所じゃないわー!」
「仕事全部終わらせたから、これぐらい良いじゃん…」
「なんだと神木!」
碧依くん反省の色ナシ!!