俺一人じゃ有り得ないくらいの量のお土産を買った。


持ち切れない分は全部リューシンに持たせる。


「俺荷物持ちじゃないから〜!なんで、こんなにお菓子買ったのさ!!」

「彼女が好きだから。甘いモノ」

「……日本行ってる間に碧依人変わっちゃった!?そんな優男じゃなかった!」

「俺はいつでも優しいよ」


日本にいる間に変わったんじゃなくて、羽珠に会ってから変わったんだと思う。


だって俺、自分で言うのもアレだけど羽珠には甘いもん。



まだ1週間はコッチにいる予定だから、メールで羽珠に住所聞いて郵送した。


そっちのが手っ取り早い。



テキトーにリューシンの家で過ごして、そこそこ充実した毎日を送ってると一番厄介なことが起きた。


「うふふっ♪久しぶりー!碧依♪」

「ユリア……」

「えー!!なんで、ユリアが俺んちにいるの!?言っとくけど、ユリアに興味ないからなっ!」

「うるっさいわね!リューシンになんて用事ないのよ!」


わざわざ、リューシンんちに来てまでユリアが俺に会いに来た。