自分の住み慣れた家には一回も帰らず、ずっとリューシンんちに居候。


おじさんもおばさんも何も言わないで、いさせてくれる。


有り難いことです。



アメリカで年越しして、ぶっちゃけ少し暇になった。


クリスマスも正月も終わったし……。


「碧依〜……暇過ぎる…。ヤバイ…」

「そうだね。ゲームでもする?」

「ヤダ!碧依強過ぎて俺負けるもん!それに、ゲーム飽きたー!!」

「リューシンって声のトーン落とせないの…?」

「今が一番小さいボリューム♪」


なんてピースするリューシンを横目に俺はゲームを始める。


退屈だなー………


てか、あれだけ“碧依くん依存症”とか言ってたくせに連絡寄越さないんだね、羽珠。


さすがに俺、寂しいよ。


俺から電話するのもなんか……照れくさいし。


「んあー!そうだ!碧依、出掛けるか!ショッピング♪」

「え〜……寒いしめんどい」

「行こうよ!行こうよ!騒ぐよ!?」

「はい、行きます」


半ば脅しだよね。


てことで、行って来る。