「ほら、早く起きて着替えろよ、もし寒くて着替えるのが嫌だったら、俺が着替えさせてやっても「起きる!!!」」

勢い良く起きた私の姿を、白は笑いながら見てきた。

「わ、笑わないでよ!」

「だって……、ただの冗談なのに……」

「は、白の言うことは嘘か本当か分かんないんだもん!」

頬を膨らませて白の笑う姿を見る。

あと最近、白が私の事で遊んでくることがあるの。

それで、白の言うことが嘘か本当か分かんなくなっちゃった。

「き、着替えるから廊下に出て!」

「はいはい」

まだ軽く笑う白は、マフラーを後に回すと私の部屋から出て行った。

「………はぁ……」

もうドキドキがとまらないよ。

白に会うのは、凄く楽しみにしてて、きっと今まで以上に楽しい事が待ってるんだなって思ってたけど。

私の思っていた事とは別で、私は毎日白にドキドキさせられる。