「やっぱ、我慢できねぇ…」

「えっ?!」

顔をあげると、直ぐそこに白の顔があることに気づいた。

それと、私の唇に白の唇が重なっていることも。

(白?!!)

私は、瞳を閉じて白の熱を感じる。

数秒たってから白の唇が離れて、私はとろんとした目で白を見つめる。

(初めて、白とキスした…)

白本人も、顔を真っ赤にして私を見下ろしていた。

「これからは、遠慮せずにしていくからな」

「そ、それって」

どういう意味なんだろ?

「俺ことを毎日考えられるようにするって意味だよ」

そんなことになったら、毎日顔が赤くなって外歩けないじゃん!!

「それに学校に行くからには、周りの男どもに千奈は俺のだってことを見せなきゃならないし」

白ってこんな独占欲強い人だったけ?!

「んじゃそう言う事だ、早く着替えて来いよ」

白はそう言い私の部屋から出ていった。

「ど、どうしよ〜!」

私の心臓が持つか分からなくなっちゃったよ……。