「友達ってのは、いつも側に居てくれる人だ」

「白?」

「それに、唯一信じられる人の事」

「じゃぁ、ママとパパも友達なの?」

私と白は、お互いに顔を合わせて微笑んだ。

「私と白との関係は、友達じゃなくて」

「特別な関係さ」

「特別な関係?」

雪姫苺は、首を傾げると考え始める。

「まだ、雪姫苺は考えなくて良いよ」

白は、雪姫苺の頭を優しく撫でてあげる。

雪姫苺は、嬉しそうに頬を染めて笑った。

「おーい、お取り込み中失礼だけど」

「え?」

「二人だけで、別の世界に行くなよな」

そうだった、神斗君や美心ちゃん達が居るのか忘れてた。

「まぁ、ラブラブなのは良いけどさ、私達が居ない所でやってよね」

「ご、ごめん」

私と白は、頬を染めそっぽを向いた。

「あっ、そうだ千奈。明日登校日だけど、一緒に行く?」

「登校日?そうだったけ?」

「ほら、先生が言ってたじゃない?新年の初めに生徒皆で集まって、何かやるって」

う~ん、そんな事言っていたような、いなかったような。