「あたし 気分が悪いので
保健室へ行ってきます」


「一人で大丈夫か?」


「はい」


あたしが出ようとすると
梢が


「心配なので連れていってきます」


と 席を立った。


「別れたって どうなん?」


「一方的に 振られちゃった
アハハ アハ・・・アハハ アハ」


「バカ!笑うな!
笑ってごまかすな!」


梢には
だから言ったでしょ!
嘘をつくから
それが あんたに当たったバチよ!
って キツく言われてしまった。


酷いことされた事なんて
言えやしない。


あたしの胸の中に納めて
黙ってることにしたのだ。