あたしの言葉なんて
完全な無視。


こんな拓斗 初めてで
何だか怖い。


だから あたしも無抵抗だった。


甘い言葉があるわけでもなく
ただ 性欲を満たすだけの行為に過ぎず
あたしは 棒のように
横たわってるままだった。


あたしで 気が済むなら…。
何か ムシャクシャしてて
その鬱憤を晴らせるならば…。


やっと 拓斗が力付きた。


「あ~あ 気持ちよかった
と 言うことで さっさと服を着てくれない?」


「えっ?」


「送っていくから」


「えっ?」