「な、何…!?」


私は白い空間にいた


ここは一体…?


「ようこそ! 時の狭間へ」


カツカツと足音を立てて私に近づいてくる影


私が顔をあげるとそこには整った顔立ちの男が立っていた


杖を持っていてハット帽をかぶっている


「あの… あなたは…?」


私はいまいち今の状況が理解できない


「僕は黒猫ですよ」


「く、黒猫!? 黒猫ってさっきの…?」


「ええ」


「な、何で猫が人間に!?」


「まぁ、不思議な力とでも言っておきましょうか 僕のことは黒執事とでも呼んでください」


「は、はい… あの… 意味がわからないんですけど…」