黒猫は私に気付いたのか私のほうに顔を向けた


一瞬目が合い私はその目に吸い込まれそうになった


黒猫は私に近づき顔をじっと見ている


「過去に戻りたい?」


ふと誰かが私に囁いた


「えっ… だ、誰…?」


私は慌てて辺りを見渡したけど誰もいない


黒猫は何かを訴えるように私の目をじっと見つめている


「過去に戻りたい?」


また誰かが私に囁く


「も、戻りたい!」


気づけばそんなことを言っていた


その瞬間眩しい光が…