理玖side


俺の時計は8:30分を指している。

そろそろあいつが出て来る頃だな。



8:45分

「ったく、いつまでかかんだよ。」



いくら、なんでもこの時間までにはあいつが出てくるはずだ。



「なんだよ。風邪か?おい。」


仕方なく真凛の家に行くと


「あら、理玖君!真凛なら1時間も前に出て行ったわよ」


「え?そうっすか…?ありがとうございます」



おいおい、ウソだろ。あの寝ぼすけが
7:30に!?


結局、その日怒られたのは俺だけだった