「高橋くんって、もしかして…え」


「Mじゃないからね。先輩」




ええっ!

なんでわかったの!?
すごすぎる高橋くん!



「わかるよ萌菜先輩の考えてることくらい。
だって俺、萌菜先輩のこと好きだから」



「すっごいね、高橋く……
んっ!?」



拍手をしながら褒めていると、なんだか
聞き捨てならない言葉があったような
気がして、あたしは拍手する手を止めた。



なんだか、サラッと言われたから
一瞬気づかなかったけど…。