周りの野生児みたいな男共は
偶然顔がいいのが揃ってしまっていた



そんな偶然が重なり合って
私は上級生や同い年の子たちから
疎まれる存在だった

目の上のたんこぶと化した私は
次第に虐めの標的となっていった


練習で痣を作ったことなんてなかった私が
腕や脚にたくさんの痣が出来た


ただあくまで練習出来たかのような痣がたくさん出来た


でも
悔し涙も出なければ
誰かに相談もしなかった