4ヵ月記念。
休みの日で、壮ちゃんは午前中部活だった。
なので午後から遊ぶことにした。
私は1つサプライズを用意しておいた。
それは2つ折りの小さな色紙に
メッセージと二人の写真をはりつけたもの。
メッセージの下にあのプリクラを並べた。
壮ちゃんには家に帰ってから見てといって渡した。
4ヵ月って変な区切りだけど、
今までそういうのをやらなかったから
何かしたかった。
壮ちゃんからは何もなかったけど、
いつも壮ちゃんが使ってた時計を渡された。
「それ預かっといて。あげたわけじゃないからな」
私には似合わない黒くて大きい時計。
でも腕に付けているとわかる人にはわかるんだろうなぁと思って
毎日学校につけていった。
「果那それ壮のじゃ?」
「えへへ、わかる?」
クラスの男子に言われて顔を緩ませた。
彼女の証。