「蓮ってばー。ごめんって!」

後ろの席の輝が話かけてくる。

「津秋君。授業中だから。話かけてこないで。」

「津秋君とか、他人のふりすんなよー」

「……津秋!うるさいぞ!この問題解け!」

「ぁ……。」

数学の先生が怒っている。

ざまーみろ。いくら勉強できでも、授業

ずっと寝てたり聞いてないから……。

「-16ad-f(2m+1)」

「せ、正解だ。よし、皆ここをおさえとけよ!」

先生も動揺してた。

どいつも、こいつも。あーーーー!

「先生。気分悪いので保健室に行って来ます。」

私は手を上げて言った。

「ぉ、おう。」

先生の許可を得て私は教室を出た。


「……ぁ。」

保健室に着くとあいつがいた。