「ねぇ、飼い主見つかるかなぁ。」

「絶対守るからね?」

勿論猫は私の言葉を分かるわけなく、た

だ寂しそうに、にゃーと鳴いた。

「じゃあ、授業いって来るから。バイバイ。」

猫を残して私はその場を去った。