私は自動販売機に向かった。

そして、飲み物を選ぶ。

「お。蓮!」

そう言ってこっちに来ているのは輝だ。

「あんた、うっさいなぁ。」

「あれ、蓮って牛乳嫌いじゃなかったっけ?」

「……。」

「あー……。牛乳のんでも、でかくなんねぇーぞ!」

笑って私の胸を指さす。

顔がかっとなるのが分かった。

「………嫌い!」

「嘘だってなぁ、蓮〜!」

「本当うざい。ついてくんなっ!」

本当ムカつく。なんなんだよあいつ!!

イライラしながら私は学校裏に行く。

「にゃぉーん」

ダンボールに入った猫をなでる。

「もぅ。可愛いなぁ。」

この子といると自然に笑顔になる。