私はそのまま教室に行く。
毎週水曜の1番乗りは日課だ。
「蓮奈ちゃんっ。」
「何?」
1番乗りじゃなくて少し悔しい。
そこには佐伯亜墨の姿が。
「ちょっと来てもらえるかな」
佐伯君はこのクラスの中心的存在でいわ
ゆる、人気者。
「これ!」
私に白い物を渡そうとしてくる。
「!」
今時手紙か!
ヘタレか!お前は!
「あの…俺好…」
「はい、分かってる。いいよ。渡しとくから。」
「え?」
「凛花宛でしょ?でも、間接的じゃなくて直接言ってくれた方が私的に嬉しいかなぁ…でも、凛花がどう思うかだから。じゃあ直ぐに渡してくるね!」
私は走って凛花のクラスに行った。
「ちょ、蓮奈ちゃ……」
慣れっこだから。本当男ってチキン。