「な、何よ……」 私の心は破裂寸前だ。 「あの猫、一応雄だったんだけど。」 「へ?」 キョトンとする私に彼は言った。 「ピンクと赤の首輪だって。」 「っっ!!」 「もしかして、期待してた?俺からの告は……グハッ。」 溝内に拳を思いっきしぶつけた。 「私があんたに期待するかっ!」 私は智癒を置いてそのまま早歩きで帰っ た。 「……ってぇ。たく。怪力女め。」