白い羽根は天使の証
黒い羽根は悪魔の証
あのね。
2つの羽根を持つ者が居るんだって。
それって僕みたいになってるのかなぁ?
小さな少年は絵本のページを捲りながら、自分の背中から二色の羽根を出した。そして、少年は絵本を閉じて立ち上がり天井のステンドグラスへと向かって飛び立って行った。
ピピピピピ…ピピピピピ…ピピピピピ…ガシャン!
豪快な音を立てて目覚まし時計を止めた。そして、布団の中をもぞもぞと動き出す。まだ、朝も早いので眠たいようだ。
その少年の横に静かに小さな黒い羽根を広げて立つ少女がいた。
「おはよう!」
大きな声で少女は布団から出てこない少年に声をかけた。すると、少年は布団から少し顔を出し、クリーム色の丸い瞳を少女に向けた。
「おはようございます…音苑(ネオン)」
少年は柔らかな口調で少女…音苑に言った。
「さぁ!行くぞ!」
「行くぞって、どこに…」
音苑は少年の質問には答えずに部屋から出て行った。
黒い羽根は悪魔の証
あのね。
2つの羽根を持つ者が居るんだって。
それって僕みたいになってるのかなぁ?
小さな少年は絵本のページを捲りながら、自分の背中から二色の羽根を出した。そして、少年は絵本を閉じて立ち上がり天井のステンドグラスへと向かって飛び立って行った。
ピピピピピ…ピピピピピ…ピピピピピ…ガシャン!
豪快な音を立てて目覚まし時計を止めた。そして、布団の中をもぞもぞと動き出す。まだ、朝も早いので眠たいようだ。
その少年の横に静かに小さな黒い羽根を広げて立つ少女がいた。
「おはよう!」
大きな声で少女は布団から出てこない少年に声をかけた。すると、少年は布団から少し顔を出し、クリーム色の丸い瞳を少女に向けた。
「おはようございます…音苑(ネオン)」
少年は柔らかな口調で少女…音苑に言った。
「さぁ!行くぞ!」
「行くぞって、どこに…」
音苑は少年の質問には答えずに部屋から出て行った。