夕飯を終え、真広が家に帰ると言うので玄関まで送ることにした。
「飯さんきゅーな。普通に食えたぞ」
「どうして素直に美味しかったって言えないんだ。まぁ、どういたしまして」
「んじゃ、またな」
「うん、おやすみ」
手を振ってお別れをしたその時、ポッケに入れていた携帯電話のバイブが鳴った。
メールだ…お母さんかな?
携帯電話を取りだし、メール受信ボックスを開く。
……………………
「あ!!!!!!」
「どわっ。なんだよいきなり大声出しやがって」
「ごめ、でもメールが、メールが…」
「ん? メールがどうした」
私は震える手で真広に携帯電話の画面を見せた。
そこには、
『このみちゃーん!こんばんわ♡ 今なにしてるのー?』
との内容が。そしてそのメールの送り人がなんと……
二階堂先輩だった。