ふと意識が浮上して目を開けると、周りは真っ暗だった。


どこにいるんだっけ。


そんなことも忘れてしまうほど深く眠りについていて、いつもと違う風景に少しだけ恐怖を覚える。


「…先生。」


呼んでも返答がなくて、とても怖くなった私はそっとベッドを滑り出た。


足元はフラフラするけど、歩けないこと無い。