「ほれ、そこの好きに飲んで寝ろ。」


並べた野菜ジュースやらなんとかオレやらを顎でしゃくると、蒼井の顔は嬉しそうに綻んだ。


…いつもは微笑むだけのくせに。


熱で無防備になった彼女に、俺の前ではいつも素ではないんじゃ無いかと柄にもなく考えてしまった。



「先生はどれが好きなの?」