暖かい腕の中。




たくましいゴツゴツした腕の中は


優ちゃんの優しい温もりで満ちていた。



「ほら。家に入るまで見ててやるから。」

「うん。ありがとう。」


私は玄関のドアを開けようとした瞬間。



「風華。」


私は振り返った。



「おやすみ。」


私は


「おやすみ。」


そうかえして家にはいった。